40-130 54歳、男性。会社員。坂道で前胸部痛が出現するようになり受診し、労作性狭心症と診断された。 身長170cm、体重75kg、 BMI26.0kg/m2、標準体重64kg。血圧 146/90mmHg。 空腹時の血液検査値は、LDLコレステロール186mg/dL、HDLコレステロール50mg/dL、トリグリセリド146mg/dL。 この患者に対する栄養管理に関する記述である。

40-130 54歳、男性。会社員。坂道で前胸部痛が出現するようになり受診し、労作性狭心症と診断された。

身長170cm、体重75kgBMI26.0kg/m2、標準体重64kg。血圧 146/90mmHg

空腹時の血液検査値は、LDLコレステロール186mg/dLHDLコレステロール50mg/dL、トリグリセリド146mg/dL

この患者に対する栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ 体重は、現体重を維持する。

⑵ エネルギーは、1,400kcal/日とする。

⑶ 飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率は、7%E以上とする。

⑷ コレステロール摂取量は、200mg/日未満とする。

⑸ 食塩は、7g/日とする。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663682.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

 

⑴ 体重は、現体重を維持する。

BMI26.0であり肥満症に該当するため、

標準体重(64kg)または個別の目標体重に向けた減量(現体重の3%以上の減量)を指導する。

少なくとも現体重の維持は不適である。

肥満症診療ガイドライン2022では、「肥満症:3〜6ヶ月で現体重の3%減を目標」と定めている。

類題:38-121

 

⑵ エネルギーは、〔 1,600kcal/日 〕とする。

肥満症患者の目標エネルギー量は、

標準体重あたり25kcal程度を目安に設定する

64kg × 25kcal/kg = 1,600kcal/日。

よって、選択肢の1,400kcal/日では制限が厳しすぎる

※「肥満症で、減量が必要なので通常の30kcal/kg/日から少し減らす」と覚えておくと良い。

 

⑶ 飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率は、〔 7%E未満 〕とする。

高LDLコレステロール血症の改善を目的として、

飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率7%E未満に制限する。

 

飽和脂肪酸を7%以上摂ろう(たくさん摂ろう)という疾患は
国試には出題されないと考えて良い。

 

⑷ コレステロール摂取量は、200mg/日未満とする。

正しい。高LDLコレステロール血症の重症化予防および

動脈硬化性疾患(労作性狭心症)の二次予防として、

コレステロールの摂取量200mg/日未満に制限する  

類題:34-12138-126

 

⑸ 食塩は、〔 6g/日 〕とする。

高血圧症(146/90mmHg)を合併しているため、

食塩摂取量は6.0g/日未満を目標に制限する

 

文責:アヒル

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