38-109 地域在住高齢者を対象に、低栄養予防のための栄養教育を行った。形成的評価に用いる指標である。

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38- 109  地域在住高齢者を対象に、低栄養予防のための栄養教育を行った。形成的評価に用いる指標である。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。

 

⑴ 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をする頻度

⑵ 栄養教育を行うスタッフの、事前研修への出席状況

BMIの変化

⑷ 食事を準備するスキル

⑸ 食事について相談できる友人の数

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (202494日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

栄養教育プログラムの評価の種類(企画評価、過程評価、影響評価、結果評価、経済評価、総合評価) – カコモンズ(旧 Nスタディ)

 

  • 栄養教育における評価の種類

企画評価

栄養教育プログラムの企画は、適切であったか。

→アセスメントは適切であったか

→準備が十分できていたか

経過評価

栄養教育プログラムは、企画通りに実施できているか。

→実施目標の達成度

→進捗・運営の状況の把握

影響評価

栄養教育プログラムによって、対象者にどのような良い影響を与えたか。

→学習目標、環境目標、行動目標の内容の達成度

→具体的な行動に結びついたか

結果評価

栄養教育プログラムの目標は、どの程度達成されたか。

→結果目標の達成度

→健康やQOLに改善が見られたか

経済評価

栄養教育プログラムに要した費用と、その効果はどうだったか。

→経済評価には、費用効果分析、費用便益分析、費用効用分析がある。

形成的評価

企画評価と経過評価の総合的な評価。

→栄養教育を実施前〜実施している途中で行われ、栄養教育の目標がどの程度達成できたかを評価し、

 修正点があれば状況に応じて栄養教育プログラムを見直してより良い栄養教育を目指す。

総括的評価

影響評価と結果評価の総合的な評価。

→栄養教育が終了した時点で行われ、プログラムの効果を評価する。

総合評価:すべての評価を含めて総合的な評価する。

 

⑴ 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をする頻度

行動目標に対する評価なので〔 影響評価 〕である。

 

⑵ 栄養教育を行うスタッフの、事前研修への出席状況

正しい選択肢である。スタッフへの事前研修は企画評価・形成的評価の

「栄養教育を実施前〜実施している途中で行われ、栄養教育の目標がどの程度達成できる(できた)かを評価」に該当する。

 

BMIの変化

結果目標に対する評価なので〔 結果評価 〕である。

 

⑷ 食事を準備するスキル

学習目標に対する評価なので〔 影響評価 〕である。

 

⑸ 食事について相談できる友人の数

環境目標に対する評価なので〔 影響評価 〕である。

 

 

類似問題

36-110 小学 4 年生児童に、給食の残菜を減らすことを目的とした食育を行った。

35-110 総合病院において、訪問栄養食事指導の事業を開始して 1 年が経過した。

33-111 保健センターで、第1子の養育者を対象に、地域ぐるみで子どもの健全な発育と発達を目的とした離乳食教室を実施した。

32-112 地域で、3回シリーズの調理を含む教室を実施した。

30-111 ロコモティブシンドローム予防を目的として行う、骨粗鬆症健診受診者を対象とした栄養教育プログラムの評価と、評価の種類の組み合わせである。

 

文責:アヒル(O)


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