32-89 母乳に関する記述である。

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32-89 母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(2)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。

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(1)乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。

 ●初乳と成熟乳の成分の違い●
 初乳に多いもの→タンパク質、カルシウム、鉄分、ナトリウム、免疫物質
 成熟乳に多いもの→脂質、糖質(乳糖)

(2)ラクトフェリンは、成熟乳より初乳に多い。

初乳とは、出産後数日間のみ分泌される母乳で少し黄色みがかった色をしている。
 ラクトフェリンは、新生児の免疫を担うタンパク質で、母体から母乳を通して取り込まれる

(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を促進する。

プロラクチンは、吸啜刺激によって分泌が促され、射乳を起こす。
 妊娠中は、プロラクチンの分泌が低下しているため射乳が起こらない。

(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。

(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行する。


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