40-107 K 市食育関連部局の管理栄養士である。K 市では、地域の伝統料理に関する市民向けの教室を年に数回実施している。ある年度の教室の修了者が集まって自主グループを結成し、伝統料理をアレンジしたレシピの開発や地域での料理教室などの活動を始めた。グループのエンパワメントにつなげる支援である。

40-107  K 市食育関連部局の管理栄養士である。K 市では、地域の伝統料理に関する市民向けの教室を年に数回実施している。ある年度の教室の修了者が集まって自主グループを結成し、伝統料理をアレンジしたレシピの開発や地域での料理教室などの活動を始めた。グループのエンパワメントにつなげる支援である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

⑴ グループメンバーの各自で、伝統料理について地域の高齢者に対して聞き取りをする機会を提供した。

⑵ 伝統料理を学ぶ市外のグループを紹介し、情報交換をする機会を提供した。

⑶ K 市の健康祭りで、開発した料理の試食・販売コーナーを設け、グループの活動内容を市民に向けて PR してもらった。

⑷ グループが作成したレシピを、市の広報誌で紹介した。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663682.pdf, (2026年3月3日閲覧)

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解答・解説を見る

 

栄養教育においてエンパワメントは、

人やグループが、自分たちの力で問題を解決し、主体的に活動できるようにすることを指す。

地域の栄養活動では、行政がやってあげるだけでなく、

住民自身が主体的に活動し、影響力を高めてくことを支援する。

 

⑴ グループメンバーの各自で、伝統料理について地域の高齢者に対して聞き取りをする機会を提供した。

グループを形成して初期の頃には、知識を得るための学びの場の提供は有効だと考えられるが、

このグループはすでにレシピ開発や料理教室などの活動まで進んでおり、

⑶のように、より活動を広げていくための支援の方が適切だと考えられる。

 

 

⑵ 伝統料理を学ぶ市外のグループを紹介し、情報交換をする機会を提供した。

グループ同士のネットワーク形成として有効ではあるが、

グループ自身の力地域への影響力を高める支援としては⑶の方が適切だと考えられる。

 

 

⑶ K 市の健康祭りで、開発した料理の試食・販売コーナーを設け、グループの活動内容を市民に向けて PR してもらった。

活動できる場を行政が支援し、主体性を強化しているので、最もグループのエンパワメントにつながると考えられる。

※主体的な活動の場を作っていること、地域に貢献している実感につながること、活動が市民に認知されて影響力が高まることなど

 

⑷ グループが作成したレシピを、市の広報誌で紹介した。

活動紹介にはなるものの、行政主体の広報は主体的活動の機会を広げる支援ではなく

⑶に比べてグループ自身の主体性強化としては弱いと考えられる。

 

 

文責:アヒル(O)

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