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27-126 経口栄養法が適応できる患者である。

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27-126 経口栄養法が適応できる患者である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)JCS(Japan Coma Scale)が100である。
(2)嚥下が不可能である。
(3)上部消化管に閉塞がある。
(4)胆のうが摘出されている。
(5)小腸に穿孔がある。

解答・解説を見る

(1) JCS (Japan Coma Scale)が100では、痛みには反応するが覚醒していないため、経口栄養法は適用されない。

 Japan Coma Scale(JCS)

Ⅲ.刺激をしても覚醒しない状態(3桁の点数で表現)
300.痛み刺激に全く反応しない
200.痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
100.痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする

Ⅱ.刺激すると覚醒する状態(2桁の点数で表現)
30.痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する
20.大きな声または体を揺さぶることにより開眼する
10.普通の呼びかけで容易に開眼する

Ⅰ.刺激しないでも覚醒している状態(1桁の点数で表現)
3.自分の名前、生年月日が言えない  
2.見当識障害がある  
1.意識清明とは言えない

(2) 嚥下が不可能である場合は、経口栄養法は適用されない。

(3) 上部消化管に閉塞がある場合は腸瘻などによる経消化管栄養法を用いる。

(4) 胆のうが摘出されている。

(5) 小腸に穿孔がある場合は経静脈栄養とする。


*参考

 http://www.jsts.gr.jp/guideline/341.pdf

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