26-107 トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)に基づき、減量を目的とした栄養教育を行った

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26-107 トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)に基づき、減量を目的とした栄養教育を行った。前熟考期(無関心期)の人を対象とした支援に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。
(2) 肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3) 家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。
(4) 昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。
(5) 目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。

※前熟考期…行動変容について考えていない時期
無関心期の働きかけとしては
 『意識の高揚』
 『運動のメリットを知る』
 『感情的経験』
 『このままでは「まずい」と思う』
 『環境の再評価』
 『周りへの影響を考える』

などがあげられる。

(1) 上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。…飲酒量を減らそうと考えている対象者に行う指導であるため前熟考期には適さない。関心期や準備期に適する。
(2) 肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3) 家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。…前熟考期では行動変容を考えていない時期であるため、料理の内容や方法の指導は必要ない。
(4) 昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。…関心期や準備期
(5) 目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。…実行期から維持期


■行動変容は5つのステージに分けられる。
「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」
無関心期(前熟考期)…6か月以内に行動を変えようと思っていない
関心期(熟考期)…6か月以内に行動を変えようとしている。
準備期…1か月以内に行動を変えようと思っている。
実行期…行動を変えてから6か月未満
維持期…行動を変えてから6か月以上
参考:『行動変容ステージモデル』 http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html


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