25-167　｢日本人の食事摂取基準（2010年版）｣に関する記述である。

〇(1) 推定平均必要量は、対象集団に属する50%の人が必要量を満たすと推定される摂取量である。

(2) 目安量は、推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量である。

(3) 目標量は、生活習慣病の一次予防のための指標である。摂取不足による健康障害を回避する指標である。

(4) 耐容上限量は、ある性・年齢階級に属するほとんどすべての人々が、過剰摂取による健康障害を起こすことのない栄養素摂取量の最大限の量である。

(5) 推定エネルギー必要量は、エネルギーの不足のリスク及び過剰のリスクの両者が最も小さくなる摂取量である。

　対象集団に属する97～98%の人が必要量を満たすと推定される一日の摂取量は、推奨量（RDA)である。

この記事は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準（概要）」に基づいて作成しています。