〇⑴ α–アミラーゼは、α–1,4グリコシド結合を分解する。
正しい。α–アミラーゼは、でんぷん(多数のグルコースの集まり)などの中の
α–1,4グリコシド結合(グルコースとグルコースの間の結合のひとつ)を分解する。
⑵ ペプシノーゲンは、〔 主細胞 〕から分泌される。
各細胞から分泌されるものと主な働き
主細胞:ペプシノーゲン(ペプシンの前駆体)
壁細胞:胃酸(ペプシノーゲン→ペプシンに活性化), 内因子(ビタミンB12の吸収に必要)
上記の他に副細胞(胃粘液を分泌)などもあるが、まずは上記を覚えてほしい。
⑶ 〔 トリプシノーゲン 〕は、トリプシンのチモーゲンである。
チモーゲンとは、酵素の前駆体(活性化される前の状態)を指す。
たんぱく質分解酵素(トリプシン, キモトリプシン, ペプシン)などは、
最初にチモーゲン(トリプシノーゲン、キモトリプシノーゲン、ペプシノーゲン)として分泌され、
酵素が実際に働く場所で活性化される。
例) ペプシノーゲンとして分泌され、胃酸(塩酸)によって活性化されペプシンとなり胃の中でたんぱく質の消化に関与する。
⑷ 〔 インスリン, グルカゴン, ソマトスタチン 〕は、ランゲルハンス島から分泌される。
ランゲルハンス島から分泌されるのは、
インスリン, グルカゴン, ソマトスタチン
のホルモン3つのを覚えておくと良い。
インスリン:血糖の低下、脂肪合成、ランゲルハンス島のβ細胞(B細胞)から分泌
グルカゴン:血糖の上昇、脂肪分解、ランゲルハンス島のα細胞(A細胞)から分泌
ソマトスタチン:インスリン&ガストリンの分泌抑制、ランゲルハンス島のδ細胞(D細胞)から分泌
※ガストリンやセクレチンの分泌も抑制 δ(読み方はデルタ)
ちなみに、膵リパーゼや膵液などの外分泌系は、腺房細胞から分泌される。
33-30(4)「誤) 膵液は、膵島(ランゲルハンス島)から分泌される。」という出題があるが
どちらかというと、まずは
ランゲルハンス島 = 内分泌系(上記のインスリン, グルカゴン, ソマトスタチン3つ)を必ず覚えておいてほしい。
⑸ カルボキシペプチダーゼは、〔 エキソ型酵素 〕である。
エキソ型酵素とは、基質(ターゲット)を端から順番(チマチマと)に分解する酵素である。
ロイシン – アルギニン – セリン – チロシン – リシン – バリン – フェニルアラニン
のアミノ酸のつながりを切る時を例にすると
エキソ型酵素(外端から切る)
例) ロイシン – アルギニン – セリン – チロシン – リシン – [✂️切断箇所2] – バリン – [✂️切断箇所1] – フェニルアラニン
上記のように切断箇所1でフェニルアラニンを切り出したあと、
切断箇所2でバリンを切り出す。以下同じことの繰り返し。
一方でエンド型酵素とは、基質(ターゲット)の内部から同時多発的(ざく切り)に分解する酵素で
代表例にアミラーゼ、ペプシン、トリプシン、キモトリプシンなどがある。
※消化酵素としてよく耳にするものは、基本的にエンド型
エンド型酵素(内側から切る)
例) ロイシン – アルギニン – [✂️切断箇所] – セリン – チロシン – リシン – [✂️切断箇所] – バリン – フェニルアラニン
上記のように特定のアミノ酸の隣を同時多発的にザクザク切っていく。
文責:アヒル
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