40-62 食品の容器包装資材に関する記述である。

40-62 食品の容器包装資材に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ TFS缶材には、スズを使用しているものがある。

⑵ レトルトパウチには、アルミニウムを使用しているものがある。

⑶ PETは、ヒートシール性が優れている。

⑷ ポリスチレンは、気体遮断性が優れている。

⑸ 容器包装リサイクル法の対象となる容器包装の識別表示は、任意である。

 

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

 

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解答・解説を見る

 

⑴ TFS缶材には、スズを使用しているもの〔 はない 〕。

TFS(Tin Free Steel)缶は、その名の通りスズ(Tin)を使用せず

鉄の表面にクロムメッキなどを施した金属である。

鉄にスズをメッキした金属はブリキと呼ばれる。

 

 

⑵ レトルトパウチには、アルミニウムを使用しているものがある。

正しい。レトルトパウチは、強度や耐熱性を持つプラスチックフィルムに、

遮光性ガス遮断性を高めるためのアルミニウム箔を挟んでラミネートしたものが広く利用されている。 

類題:36-63、34-63

 

 

⑶ PETは、ヒートシール性が〔 低い 〕。

PET(ポリエチレンテレフタレート)は、ペットボトル(PETのボトル)からわかるように、透明性衝撃性などに優れるが、

ヒートシール性(熱で溶かして密着させる性質)低いため、通常はヒートシール性に優れたポリエチレンなどと積層して用いられる。

 

ヒートシールは、表面を少し溶かす → 圧着する → 冷えて固まる → 接着する。というような仕組みで行うものである。

ヒートシールにPET単独を用いると、十分に融着させようとすると高い温度が必要になるが、

その温度まで上げると、フィルムが収縮・変形・硬くなる・もろくなる・外観が悪くなるなどの問題が起こりやすい。

 

 

⑷ 〔 ポリ塩化ビニリデンエチレンビニルアルコール共重合体 〕は、気体遮断性が優れている。

ポリスチレン(いわゆる発泡スチロール)気体遮断性が低く酸素などのガスを通しやすい性質がある。

気体遮断性に優れているものは、ポリ塩化ビニリデン(家庭用ラップ)やエチレンビニルアルコール共重合体(マヨネーズなどの容器)などである。

 

 

⑸ 容器包装リサイクル法の対象となる容器包装の識別表示は、〔 義務づけられている 〕。

資源有効利用促進法(および容器包装リサイクル法)に基づき

紙製容器包装プラスチック製容器包装PETボトルなどには識別表示(プラマーク、紙マークなど)が、義務づけられている

 

 

文責:アヒル

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