問われ方が変わっていて、分かりづらかったかもしれないが
(1)〜(3)は、喫煙と罹患の相対危険を求めるもので
(4)(5)は、喫煙の有無による罹患者数の増減(寄与危険)を求めるものと考えれば良い。
すでに、10万人あたりの罹患率として計算してくれているので
あとは、割り算(相対危険)か、引き算(寄与危険)を計算するのみである。
計算方法は、解説末尾にYouTubeの動画を貼っておくので
計算の仕方がわからない場合は先にそちらを視聴してほしい。
⑴ 喫煙と疾病の罹患との関連は、〔 肺がんの方が虚血性心疾患より強い 〕。
それぞれの相対危険を計算すると
肺がんは、 130 ÷ 10 = 13
虚血性心疾患は 、2500 ÷ 1000 = 2.5 である。
したがって、関連は虚血性心疾患より肺がんの方が強い。
※「肺がんは喫煙によりリスクが13倍に、虚血性心疾患は喫煙によりリスクが2.5倍になった」と言うことを表す。
⑵ 喫煙と疾病の罹患との関連は、〔 肺がんの方が脳卒中より強い 〕。
脳卒中の相対危険は 1500÷750=2、肺がんは13である。
したがって、関連は脳卒中より肺がんの方が強い。
⑶ 喫煙と疾病の罹患との関連は、〔 脳卒中 〕で最も弱い。
COPDの相対危険は 30÷4=7.5 であり、肺がんの13に次いで高い。
(1),(2)で計算した結果から、関連が最も弱いのは、相対危険が2である脳卒中である。
⑷ 喫煙による影響が全て取り除かれたとき、減少すると考えられる罹患者数は、脳卒中の方が COPD より〔 多い 〕。
喫煙の影響で増えた分は、喫煙者と非喫煙者の罹患率の差、つまり寄与危険で考える。
脳卒中は、1500−750=750、COPDは、30−4=26である。
750人および26人は、喫煙によって増えた罹患者数=完全に禁煙すれば減らせる罹患者数となるので
喫煙による影響が全て取り除かれたときに、減少すると考えられる罹患者数は脳卒中の方が多い。
〇⑸ 喫煙による影響が全て取り除かれたとき、罹患者数が最も減少すると考えられる疾患は、虚血性心疾患である。
寄与危険は、それぞれ
肺がん130−10=120
脳卒中1500−750=750
虚血性心疾患2500−1000=1500
COPD30−4=26
である。
最も差が大きいのは虚血性心疾患であるため、喫煙の影響が取り除かれたときに罹患者数が最も減少すると考えられる。
解説動画
類題:38-5
文責:アヒル
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