40-37 妊娠合併症に関する記述である。

40-37 妊娠合併症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ 妊娠高血圧症候群では、初産はリスク因子である。

⑵ 妊娠高血圧症候群では、胎児は巨大児であることが多い。

⑶ 妊娠高血圧症候群では、尿たんぱく量に基づき重症度を判定する。

⑷ 妊娠糖尿病には、妊娠中に診断された明らかな糖尿病が含まれる。

⑸ 妊娠糖尿病では、経口血糖降下薬を使用する。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

 

⑴ 妊娠高血圧症候群では、初産はリスク因子である。

正しい。公益社団法人 日本産婦人科学会の一般向けページにもまとめられてるが

妊娠高血圧症候群のリスク因子として、初産婦高齢若年妊娠、双子などの多胎妊娠肥満などがある。

日本妊娠高血圧学会のガイドラインはこちら

 

 

⑵ 妊娠高血圧症候群では、胎児は〔 低出生体重児 〕であることが多い。

妊娠高血圧症候群では胎盤への血流が悪くなるため、

巨大児ではなく、胎児発育不全低出生体重児になることが多い。

また、高血圧状態が続いた際の母体への影響を考え、予定日よりも早い出産を行う場合もある。

 

⑶ 妊娠高血圧症候群では、〔 血圧の高さや臓器障害の有無 〕に基づき重症度を判定する。

妊娠高血圧症候群重症度判定において、

2018年頃に、尿たんぱく量重症度判定基準から除外されているため

この選択肢は誤りである。

主に血圧の高さ臓器(肝臓, 腎臓etc…)障害の有無重症度を判定する。

 

 

⑷ 妊娠糖尿病には、妊娠中に診断された明らかな糖尿病が〔 含まれない 〕。

妊娠中に生じる糖代謝異常は主に下記の3つのように

「いつから?何が?わかっていた?(わかった?)」を軸に、ざっくり分けて覚えてほしい。
※細かい数値は余力があれば。

・糖尿病合併妊娠:妊娠前から糖尿病がわかっている

妊娠中の明らかな糖尿病:妊娠中に糖尿病とわかる

・妊娠糖尿病:妊娠中に糖尿病の一歩手前とわかる

ゆえに、妊娠糖尿病の時点では、厳密には糖尿病ではないが、

その後糖尿病まで発展する可能性があるので注意が必要である。

 

⑸ 妊娠糖尿病では、〔 インスリン療法 〕を使用する。

胎児への影響を考慮し、飲み薬(経口血糖降下薬)ではなくインスリン注射が選ばれる

飲み薬(経口血糖降下薬)は、禁忌(絶対にしてはならない)である。

 

文責:アヒル

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