40-35 運動器の構造と機能に関する記述である。

40-35 運動器の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 肘関節の伸展は、上腕二頭筋の収縮による。

⑵ 骨格筋は、横紋を有する。

⑶ 速筋線維は、遅筋線維よりもミトコンドリアを多く含む。

⑷ 運動神経終末の神経伝達物質は、アドレナリンである。

⑸ 筋収縮時には、アクチンの頭部で ATP が加水分解される。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

選択肢全体を見ると、あまり見かけない単語などもあり難しく感じるかもしれないが

(2)が明確な正解なので、そこを一本釣りできれば難易度としてはやさしい分類となる。

 

⑴ 肘関節の伸展は、〔 上腕三頭筋 〕の収縮による。

肘関節の進展(腕を伸ばした状態)で収縮するのは、上腕三頭筋である。

上腕二頭筋は腕を曲げた時にできる力こぶの部分である。

 

⑵ 骨格筋は、横紋を有する。

正しい。横紋を有する筋肉(横紋筋)は、骨格筋心筋である。

39-36(2)に「誤) 平滑筋では横紋が観察される。」という旨の出題がされているので

ここの正文化や周辺知識の整理ができていればしっかり対応できた。

基本的には下の表を覚えていれば問題ない。平滑筋(=横紋が無い筋肉)。

 

 

⑶ 〔 遅筋線維は、速筋線維 〕よりもミトコンドリアを多く含む。

38-95に「正) 遅筋は、速筋よりミトコンドリアに富む」と出題されている。

上記は応用栄養の範囲だが、この問題のように人体の範囲にも出題されうるので

周辺知識を固めるためにも38-95の解説をしっかり確認しておいてほしい。

覚え方はこの解説末尾に掲載した速筋繊維と遅筋繊維のショート動画を参考のこと。

 

⑷ 運動神経終末の神経伝達物質は、〔 アセチルコリン 〕である。

運動神経終末に関してはほとんど出題されていなかったので難しかったかもしれないが、

関連分野の交感神経副交感神経節前節後は頻出。

交感神経副交感神経に関しては38-21の解説にも書いたので参考にしてほしい。

 

そして上記の神経伝達物質に関しては看護roo!さんのサイトにイラスト付きでまとめられているので

「看護roo! 自律神経系 神経系の機能」などで検索して参考にしてほしい。

※直リンクを貼っていいのかわからないので検索ワードを貼っておく。

 

 

⑸ 筋収縮時には、〔 ミオシン 〕の頭部で ATP が加水分解される。

難しい。

筋収縮の際にATPが使われるのは理解できると思うが、

アクチンとミオシンのどちらがATPを消費するかはわからない人が多いと思う。

ここではアクチン=(筋収縮の時に)動く方と、ミオシン動かない方として考える。

 

筋肉の収縮を「地引網漁」に例えると

ミオシン = あみを引く人

アクチン = 引っ張られるあみ

と表すことができ、

どちらがエネルギーを消費するか?どちらがガッツリ引っぱられるか?は

下の図の通りわかると思う。

ちなみに

筋収縮の時に動くのがアクチン(actin)は、action(アクション)などと同じ語源なのでact部分で覚える

動かない方のミオシン(myosin)の語源はmuscle(マッスル)と同じ、mysが語源。こちらは覚えづらいので

アクチン→アクション→動く を覚えておきたい。

 

 

 

 

文責:アヒル

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