40-29 腎疾患に関する記述である。

40-29 腎疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が必須である。

⑵ 腎性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。

⑶ 高血圧合併CKD の重症度分類では、尿アルブミン定量を用いる。

⑷ 微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。

⑸ 腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より低い。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

腎疾患の基礎および臨床知識からの出題である。

疾患ごとの診断基準や特徴となるキーワード(腎前性 or 腎性、尿アルブミン or 尿たんぱくかなど)を

セットで整理しておきたい。

 

 

⑴ ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が〔 必須条件ではない 〕。

ネフローゼ症候群の診断の必須条件は

尿たんぱく3.5g/日以上が持続  および

低アルブミン血症(3.0g/dL以下)  である。

よって、脂質異常症は必須条件ではない。

37-32で必須項目を覚えていれば対応できた。

37-32 , 30-33 に類題

 

 

⑵ 〔 腎前性 〕の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。

急激な腎血流量減少は、腎前性急性腎障害の原因になる。

(血流的な意味で)腎臓よりも前にトラブルがあり、腎障害になるので腎前性である。

腎臓自体が悪ければ腎性

腎臓よりも後(=尿路)にトラブルがあれば腎後性となる。

 

腎前性、腎性、腎後性の分類のひっかけは頻出。

38-30(3)の出血性ショック=血液がなくなる=腎臓への血液循環の低下

まで想像できれば解けた問題。そちらの解説も参考のこと。

 

 

⑶ 高血圧合併CKD の重症度分類では、〔 尿たんぱく定量 〕を用いる。

高血圧合併などの非糖尿病CKDの重症度分類では、尿たんぱく定量を用いる。

尿アルブミン定量を用いるのは糖尿病性腎症の場合である。

 

 

⑷ 微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。

正しい。

糖尿病腎症早期腎症期(第2期)では、微量アルブミン尿を認める。

よって診断基準(病期分類の指標)に含まれる。

32-133 , 30-33 に類題

 

 

⑸ 腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より〔 高い 〕。

腹膜透析液は高い濃度のグルコース液(+その他成分)で出来ており、

血液よりも濃度(浸透圧)が高くなっている

この濃度差(浸透圧差)を利用して、体内から余分な水を除水する

37-32 にそのまま出題されている。

 

また、この濃いグルコース液が一部吸収されてエネルギー源となるため

39-128 (5) のように

「食事のエネルギー量は、(中略) 腹膜吸収ブドウ糖のエネルギー分差し引いて求める。」

と出題される。

 

文責:アヒル

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