40-23 高齢期の加齢に伴う変化に関する記述である。

40-23 高齢期の加齢に伴う変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 咳嗽反射は、亢進する。

⑵ 消化管運動は、亢進する。

⑶ 骨量は、増加する。

⑷ 副甲状腺ホルモン(PTH)分泌は、増加する。

⑸ 女性では、エストロゲン分泌は増加する。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

応用栄養学では?と思いそうな問題である。

実際に37-91(準備中), 37-93(準備中), 38-93などが類題として出題されている。

高齢期の身体的・生理的変化は、国試(の応用栄養学)で超頻出で、その問題が人体の範囲に出てきたということは

出題委員が「高齢者のフレイル・疾病」にかなり注力していることがわかる。

 

この手の問題では大前提として「基本的には機能は低下・減少する」と考え、

例外的な「増加・上昇するもの(代償的な反応)」を優先して覚えておくことで、

得点にできる可能性が上がってくる。

 

⑴ 咳嗽反射は、〔 低下する 〕。

咳嗽(がいそう)能力(咳をして異物を出す力)は、低下する

喉に入った異物を咳でうまく吐き出せない(+肺活量の低下分泌物の排出機能低下)ので誤嚥しやすくなる

37-93(準備中)に類題あり。

 

⑵ 消化管運動は、〔 低下する 〕。

高齢期には、胃粘膜の萎縮による胃液分泌の減少や、

膵臓の線維化による膵液および消化酵素の分泌低下、小腸筋肉層の萎縮などが起こる。

これらの加齢変化によって、消化管の運動および消化吸収機能は全体的に低下する

※「高齢になるほど、胃腸が強くなる」なんてイメージが湧かないと思うので覚えやすいと思う。

35-93 , 30-90 に類題あり。

 

⑶ 骨量は、〔 低下する 〕。

筋肉量身体活動量などと同様に、骨量も減少することで運動機能の低下がみられる。

女性は特に(5)の内容も関与して骨量が下がりやすくなる。

そしてフレイルへ・・・。

37-93(準備中)

 

⑷ 副甲状腺ホルモン(PTH)分泌は、増加する。

正しい。

(2)からも分かるように、高齢期には腸管からのカルシウム吸収率が低下する

それに伴い、血中カルシウム濃度が低下しやすくなるため、

それを維持しようと副甲状腺ホルモン(PTH)パラトルモン分泌が亢進する。

高齢期例外的に増加・上昇するもの』は狙われやすいので即答できるようになってほしい。

32-80 , 38-94 に類題

 

⑸ 女性では、エストロゲン分泌は〔 低下する 〕。

女性の血中エストロゲン値は、更年期以降に増加せず低下する

閉経エストロゲン分泌低下→様々な症状(骨密度の減少etc…)の知識は必須。

34-93 , 38-93 に類題

 

 

(2)→(4)、(5)→(3)のように流れで覚えると高齢期の問題は怖くない。

人体でも応用でも出題されるなら得点源が増えてむしろラッキー。

 

文責:アヒル

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