40-2 温熱指標である湿球黒球温度に関する記述である。

40-2 温熱指標である湿球黒球温度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ 熱輻射のことである。

⑵ 湿球黒球温度の算出式において、黒球温度の影響は湿球温度より大きい。

⑶ 屋外の湿球黒球温度は、乾球温度に係数を乗じた値を屋内の値から減じて算出する。

⑷ 31℃ では、運動は原則中止である。

⑸ 2125℃ で運動する場合、適宜水分と塩分の補給が必要である。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

 

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解答・解説を見る

 

⑴ 熱輻射のことである。

湿球黒球温度(WBGT:暑さ指数)は、

熱輻射(黒球温度)だけでなく、気温(乾球温度)湿度(湿球温度)の3つの要素を組み合わせて算出する熱中症予防の指標である。

類題:37-2

 

 

⑵ 湿球黒球温度の算出式において、黒球温度の影響は湿球温度より大きい。

WBGTの算出において最も影響が大きいのは、湿度を示す湿球温度である。

屋外の算出式では湿球温度が7割黒球温度が2割乾球温度が1割の比重で計算される。

 

 

⑶ 屋外の湿球黒球温度は、乾球温度に係数を乗じた値を屋内の値から減じて算出する。

屋外のWBGTは、直射日光の影響を加味して「0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

屋内のWBGTは、直射日光の影響を加味して「0.7×湿球温度+0.3×黒球温度

の計算式で算出される。

屋内外問わず、屋内の値から減じるような計算は行わない

 

 

⑷ 31℃ では、運動は原則中止である。

日本体育協会の熱中症予防運動指針では、

WBGT31℃以上での「運動は原則中止」とされている。

 

 

⑸ 2125℃ で運動する場合、〔 積極的な 〕水分と塩分の補給が必要である。

(3)の熱中症予防運動指針を参照すると、

WBGT21〜25℃注意の段階であり、運動の合間に積極的な水分・塩分補給が必要とされる。

適宜水分と塩分の補給が必要なのは、WBGT21°C未満のときである。

また、WBGT25〜28℃は、警戒の段階であり、積極的に休養をとり適宜水分と塩分の補給が必要とされている。

※少しややこしいが、「適宜」が付くのは、21°C未満の範囲か、25〜28°Cの範囲である。

 

 

 

文責:アヒル

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