40-122 48歳、男性。教員。身長178cm、体重80kg、BMI 25.2kg/m2、標準体重70kg。血圧135/88mmHg。空腹時の血液検査値は、LDL コレステロール120mg/dL、HDLコレステロール45mg/dL、トリグリセリド180mg/dL。この患者に対して、動脈硬化性疾患予防のために、初回の外来栄養食事指導を行った。翌月、2回目の指導の前に1日当たりの食事摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。

40-122  48歳、男性。教員。身長178cm、体重80kgBMI 25.2kg/m2、標準体重70kg。血圧135/88mmHg

空腹時の血液検査値は、LDL コレステロール120mg/dLHDLコレステロール45mg/dL、トリグリセリド180mg/dL

この患者に対して、動脈硬化性疾患予防のために、初回の外来栄養食事指導を行った。

翌月、2回目の指導の前に1日当たりの食事摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ エネルギー 2,000kcal

⑵ たんぱく質 90g

⑶ 飽和脂肪酸 12g

⑷ 食物繊維 25g

⑸ アルコール 45g

 

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663682.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

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解答・解説を見る

 

まずは提示された検査値から病態を把握したい。

BMI25.2 (肥満1度)、トリグリセリド180mg/dL (高トリグリセリド血症)であることから、

この患者は「高トリグリセリド血症を伴う肥満」であると判断できる。

高トリグリセリド血症において制限すべき項目(アルコールや糖質など)を整理しておくと今後の累代に対応できる。

 

⑴ エネルギー 2,000kcal

問題文より現在の体重が80kg、標準体重は70kgで、

肥満症標準体重をもとに計算するので70kgを用いて

25~30kcal/標準体重kgで概算すると、

エネルギーの目標量は、1750〜2100kcalとなる。

選択肢は2000kcalなので改善すべき項目ではない

 

⑵ たんぱく質 90g

たんぱく質摂取エネルギー比率は、13〜20%Eである。

(1)で計算した2000kcalの13〜20%E、すなわち

13%:260kcal(65g)20%400kcal(100g)であるため、

90gは適正の範囲内である。よって改善が必要な項目ではない。

 

⑶ 飽和脂肪酸 12g

動脈硬化性疾患予防のため、飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率は7%E未満を目標とする。

2000kcalの7%140kcal(約15.5g)であるため、12gは適正の範囲内である。

よって改善が必要な項目ではない。

 

⑷ 食物繊維 25g

食物繊維は、脂質異常症の栄養管理において積極的な摂取が推奨される栄養素(20g/日以上など)である

そのため25gは適正で、改善が必要な項目ではない。

 

⑸ アルコール 45g

アルコールの過剰摂取トリグリセリド値を上昇させる原因となるため、

高トリグリセリド血症の患者では純アルコール量で25g/日以下(または禁酒)に制限する必要がある。

よって、この選択肢が改善が必要な項目である。

 

そもそも、疾患に関わらず健康日本21において

生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を

1日の平均純アルコール摂取量男性で 40g以上女性で 20g以上と定義とされているので

残念ながら

その値を超えるアルコール摂取量を45g/日を良しとする選択肢が正答になる問題は国試に出ないと割り切って良い。

 

文責:アヒル

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