39-166 白身魚のフライと人参のサラダの作業動線の案を作成した(図)。図中の機器・設備の配置は変えずに、適切な作業動線となるよう、見直すべき事項として、最も適当なのはどれか。

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39-166 白身魚のフライと人参のサラダの作業動線の案を作成した(図)。図中の機器・設備の配置は変えずに、適切な作業動線となるよう、見直すべき事項として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 検収した人参を洗浄するシンク

⑵ 下処理後の人参を加熱機器に運ぶ動線

⑶ 加熱後の人参を冷却機器に運ぶ動線

⑷ 加熱後の人参を冷却する機器

⑸ 冷却後の人参を調味する作業場所

 

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年8月29日閲覧)

解答・解説を見る

 

図では、人参サラダの作業動線が加熱調理後に一度フライヤー付近を通過し、

ブラストチラーに到達する動線になっている。

加熱済みの食品が揚げ物の作業エリア(生の魚肉を扱う区域)と交差するのは、

二次汚染の危険があるため不適切である。

このリスクを回避する為に必要な事項を選択する必要がある。

 

⑴ 検収した人参を洗浄するシンク

下処理室(野菜)内のシンクで行われており問題ない。

 

⑵ 下処理後の人参を加熱機器に運ぶ動線

加熱機器(回転釜)への動線は合理的で交差もない。

 

⑶ 加熱後の人参を冷却機器に運ぶ動線

加熱後の人参の動線が、白身魚フライの作業エリアに近づいており、加熱前の食材に接触するリスクがある。

動線を分離し、ブラストチラーへ移動させる必要がある。

(回転釜後の人参を消毒保管庫とスチコンの間を通りブラストチラーに向かう経路にすれば良い)

 

⑷ 加熱後の人参を冷却する機器

ブラストチラーは急冷に最も適した機器であり、問題ない。

 

⑸ 冷却後の人参を調味する作業場所

冷却後の人参は、ブラストチラー 〜 コールドテーブル間のどこかで調味していると考えられ、動線に問題はない。

 

 

基本的に作業動線は逆戻り(逆行)しないように考えることが自然で、

回転釜およびフライヤーのあたりで人参が逆行していることが問題点である。

 

文責:アヒル(O)


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