(1) 抗体は、
形質細胞によって産生されます。
〇(2) 分泌型 IgA は、消化管の免疫を担う。
・分泌型 IgA は、主に消化管や呼吸器などの粘膜で見られ、食物や微生物からの侵入を防ぎ、免疫系の一部として粘膜免疫を支えます。
・IgA(免疫グロブリンA)は、免疫系に関与する抗体の一種で、主に体表面の粘膜に存在し、感染症やアレルギーから体を守る免疫応答に重要な役割を果たします。IgAは体内で最も豊富に存在する免疫グロブリンであり、主に唾液、涙、鼻水、消化管の粘膜分泌物などに見られます。
(3)自己免疫性溶血性貧血は、
Ⅱ型アレルギーの機序で起こる。
・自己免疫性溶血性貧血は、免疫系が自身の赤血球を攻撃する自己免疫疾患であり、Ⅰ型アレルギーの機序とは異なります。
・II型アレルギーは、自己免疫反応に関連したアレルギーの一種です。このタイプのアレルギーは、免疫系が誤って自分自身の組織や細胞を攻撃することによって引き起こされます。II型アレルギーは、通常、特定の細胞表面受容体や組織に存在する抗原に対する自己抗体が産生されることによって発生します。
(4) ツベルクリン反応は、
IV型アレルギーの機序で起こる。
・ツベルクリン反応は、特定の抗原に対する遅延型アレルギー反応(Ⅳ型アレルギー)の一種であり、細胞免疫応答が関与します。
・IV型アレルギーは、遅延型アレルギーまたは細胞媒介性アレルギーとも呼ばれ、特定の抗原に対する免疫応答に関連するアレルギーの一種です。このタイプのアレルギーは、体が特定の抗原に対する遅延型免疫反応を起こすことによって引き起こされます。IV型アレルギーは、I型アレルギーやII型アレルギーとは異なるメカニズムを持ち、主に細胞免疫応答に関与します。
(5) アナフィラキシーショックは、
I型アレルギーにより発症する。
・アナフィラキシーショックは、主にⅠ型アレルギーの一種であり、急速かつ重篤なアレルギー反応です。
・I型アレルギーは、免疫系の過剰反応が引き起こすアレルギーの一種です。通常、体内に害がない物質(アレルゲン)に対する反応として、免疫系が異常な反応を起こします。この異常な反応は、特定の抗体であるIgE(免疫グロブリンE)が関与します。