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23-3 上水道・下水道に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 日本の下水道処理人口普及率は、80%を超えている。
b 下水処理に使用する活性汚泥は、多量の嫌気性菌を含む。
c 上水道給水栓末端では、消毒に使用した塩素が残留している。
d クリプトスポリジウムは、塩素消毒で死滅しない。
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd
正しいのは(5) cとd
〇 c 上水道給水栓末端では、消毒に使用した塩素が残留している。
〇 d クリプトスポリジウムは、塩素消毒で死滅しない。
a 日本の下水道処理人口普及率は、77.0%(平成25年度末)のため、80%以上ではない。
また、上水道の普及率は97.7%(平成25年度末)
b 下水処理に使用する活性汚泥は、多量の好気性菌を含む。
この活性汚泥に空気を吹き込むことで微生物が下水中の汚れを食べ、食べられた汚れは微生物ごと底に沈む仕組みである。
〇c 上水道給水栓末端では、消毒に使用した塩素が残留している。
基準は、遊離残留塩素0.1㎎/ℓ、結合残留塩素0.4㎎/ℓとする。
〇d クリプトスポリジウムは、塩素消毒で死滅しない。
上水道の課題として、原水の汚染や、塩素処理によるトリハロメタン形成、病原微生物として塩素耐性菌であるクリプトスポリジウムの存在などがある。
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