追試25-21 ヒトのたんぱく質に関する記述である。

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追試25-21 ヒトのたんぱく質に関する記述である。正しいのはどれか。

(1) ヘモグロビンは、酸素結合部位を1つもつ。

(2) インスリンは、サブユニットを3つもつ。

(3) IgGは、抗原結合部位を5つもつ。

(4) アドレナリン受容体は、膜貫通領域を7つもつ。

(5) 血清アルブミンは、一次構造をつくるアミノ酸を9つもつ。

解答・解説を見る

 

(1) 誤り:ヘモグロビンは、酸素結合部位を4つもつ。

ヘモグロビンはαとβ、2種のサブユニットを2つずつ含む四量体である。各サブユニットは酸素分子1個に結合するヘムを1つずつもち、計4つの酸素結合部位がある。

(2) 誤り:インスリンは、サブユニットをもたない。

三次構造をとるポリペプチド同士が、非共有結合で複合して四次構造をとるとき、各ポリペプチドをサブユニットという。インスリンはA鎖とB鎖2本のポリペプチドが共有結合(ジスルフィド結合)で連結したペプチドホルモンである。

(3) 誤り:IgGは、抗原結合部位を2つもつ。

IgGはY字型の分子で、両腕の先端に抗原結合部位が1つずつある。L鎖とH鎖を2本ずつ含み、L鎖とH鎖の先端を1本ずつ合わせて抗原結合部位ができる。

(4) 正しい

アドレナリン受容体は、7回膜貫通型のGタンパク共役受容体である。共役するGタンパク質のタイプでα(Gi、Gq)とβ(Gs)に分けられ、それぞれ作用も異なる。

(5) 誤り:血清アルブミンは、一次構造をつくるアミノ酸を約600個もつ。

血清アルブミンは約600個のアミノ酸からなる小さいタンパク質で、血漿タンパクの約60%を占める。肝臓で生成され、浸透圧維持や血中物質の運搬を担う。

 


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