⑴ コンベンショナルシステムでは、前倒し調理による計画生産が可能である。
コンベンショナルシステムは、調理と提供を同じ施設・同じ日に行う。
いわゆる”普通の給食調理“と考えるとわかりやすい。
※コンベンショナル = 慣習的な、普通の、ありきたりな、 の意味
前倒し調理や長期保管は難しく、即日提供が基本
⑵ セントラルキッチンシステムでは、サテライトキッチンで調理した料理をセントラルキッチンに配送する。
セントラルキッチンで調理 → サテライトキッチン(各施設の厨房)へ配送 が正しい流れである。
中央でまとめて作って、支部(各施設の厨房)へ
※セントラル → 中央, 本体
サテライト → 本体から離れた小規模の拠点の意味(例 : サテライトオフィスなど)
〇⑶ 真空調理システムでは、低温加熱により食材料の風味を逃さず軟らかく調理することができる。
正しい。真空包装した食品を低温調理して加熱するため、食材を軟らかく仕上げることが可能である。
真空パックの中で加熱するため、煮崩れしにくく、風味や栄養素も維持されやすいなどのメリットがある。
⑷ クックサーブシステムでは、調理した料理を急速冷凍して、提供日まで保管する。
クックサーブシステムは、調理後すぐに提供するシステムを指す。
クック:調理、サーブ:提供 → クックサーブ : 調理して提供
クックサーブシステムは、作ってすぐ提供するものなので、コンベンショナルシステムで適用される。
⑸ クックチルシステムでは、加熱調理後の料理を90分以内に5℃まで冷却する。
クックチルシステムでは、中心温度75℃ 1分間以上を確認した後、
90分以内に中心温度3℃以下まで急速冷却する。
その後、3℃以下の冷蔵で5日以内に提供する。
提供時には再び、中心温度75℃ 1分間以上の加熱をする。
文責:アヒル(O)