行動契約・目標宣言は行動変容技法のひとつである。
・行動契約 (行動目標を取り決めること)
例:間食は1日にお菓子1つにすることを相談して決めた
・目標宣言 (設定した目標を文章にして表明すること)
例:間食は1日にお菓子1つにすると、部屋に貼り紙する
⑴ たんぱく質を多く含む食品の摂取量を増やす。
何によってどれくらい増やすのかが不明である。抽象的な目標は目標宣言として不十分である。
「次の模試で120点とる!」では目標宣言としては不十分で、
具体的に120点にするためには、どの科目を?何点にする?そのために具体的に何をする?が大切。
そこまでしっかり決めよう。
⑵ 間食で牛乳や乳製品を摂るように心がける。
心がけるでは、行動の有無を客観的に測ることができない。
測定不可能な目標は評価ができないので、目標として適さない。
心がけるだけではほぼ実行しない。「行けたらいくわ」くらい曖昧。
もっと具体的に何をするか目標を立てなければいけない。
⑶ 今よりも体重が低下しないようにする。
結果の目標であり、そのための具体的な行動が示されていない。
抽象的な目標なので、行動契約の目標宣言としては適さない。
〇⑷ 肉と魚を両方とも1日1回以上食べる。
いつ、何を、どれくらいが明確に示されており測定可能である。
最も具体的な内容の目標であり、目標宣言に適していると考えられる。
文責:アヒル(O)