39-102 地域在住の高齢女性に、個別の栄養カウンセリングを行い、フレイル予防のための目標を話し合った。行動契約の目標宣言として、最も適切なのはどれか。

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39-102 地域在住の高齢女性に、個別の栄養カウンセリングを行い、フレイル予防のための目標を話し合った。行動契約の目標宣言として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

⑴ たんぱく質を多く含む食品の摂取量を増やす。

⑵ 間食で牛乳や乳製品を摂るように心がける。

⑶ 今よりも体重が低下しないようにする。

肉と魚を両方とも11回以上食べる。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年8月14日閲覧)

解答・解説を見る

 

行動契約目標宣言は行動変容技法のひとつである。

行動契約 (行動目標を取り決めること)

 例:間食は1日にお菓子1つにすることを相談して決めた

目標宣言 (設定した目標を文章にして表明すること)

 例:間食は1日にお菓子1つにすると、部屋に貼り紙する

 

⑴ たんぱく質を多く含む食品の摂取量を増やす。

何によってどれくらい増やすのかが不明である。抽象的な目標目標宣言として不十分である。

「次の模試で120点とる!」では目標宣言としては不十分で、
具体的に120点にするためには、どの科目を?何点にする?そのために具体的に何をする?が大切
そこまでしっかり決めよう。

 

⑵ 間食で牛乳や乳製品を摂るように心がける。

心がけるでは、行動の有無を客観的に測ることができない

測定不可能な目標は評価ができないので、目標として適さない

心がけるだけではほぼ実行しない。「行けたらいくわ」くらい曖昧。
もっと具体的に何をするか目標を立てなければいけない。

 

⑶ 今よりも体重が低下しないようにする。

結果の目標であり、そのための具体的な行動が示されていない

抽象的な目標なので、行動契約の目標宣言としては適さない

 

肉と魚を両方とも11回以上食べる。

いつ、何を、どれくらいが明確に示されており測定可能である。

最も具体的な内容の目標であり、目標宣言適していると考えられる。

 

文責:アヒル(O)


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