38-17 ヒトの細胞に関する記述である。

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38-17 ヒトの細胞に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ ミトコンドリアは、ミトコンドリア独自のDNAをもつ。

⑵ ゴルジ体では、遺伝情報の翻訳が行われる。

⑶ リソソームは、たんぱく質の合成を行う。

⑷ 脂質二重膜は、リン脂質の疎水性部分が外側にある。

⑸ 細胞周期は、G1期→M期→G2期→S期の順に進行する。

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2024) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年3月4日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ ミトコンドリア(mitochondria)は、ミトコンドリア独自のDNAをもつ。

⑵ ゴルジ体(Golgi apparatus)では、〔たんぱく質の糖鎖修飾〕が行われる。

たんぱく質の糖鎖修飾により、様々な機能をもつたんぱく質を生成することができる。

⑶ リソソーム(lysosome)は、〔細胞内異物の処理〕を行う。

リソソームが処理する対象には、細胞の中で自然に生じた老廃物に加えて、細胞が取り込んだ外部の物質や病原体なども含まれる。

たんぱく質の合成は〔リボソームおよび粗面小胞体〕で行う。

⑷ 脂質二重膜(lipid bilayer)は、リン脂質の疎水性部分が〔内側〕にある。

リン脂質には疎水性部分と親水性部分があり、疎水性の部分を内側に向けた構造をしている。これを脂質二重層という。

⑸ 細胞周期は、G1期(DNA合成準備期)→〔S期(DNA複製期)〕→G2期(分裂準備期)→〔M期(細胞分裂期)〕の順に進行する。

 


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