38-169 給食施設におけるインシデントレポートに関する記述である。

• インシデント            アクシデントが起こる一歩手前の出来事
• アクシデント            すでに起こってしまった何らかの事故や事件

これらの記録をしておくものがインシデントレポート、アクシデントレポートである。

この記録を分析・共有することで事故の未然防止、再発防止につながる。

(1) 調理従事者に〔 危害が及ぶ可能性があった出来事 〕について記載する。

すでに危害が及んだ事故はアクシデントである。インシデントレポートには、アクシデントを未然に防止する目的がある。

(2) インシデントの〔 当事者 〕が作成する。

当事者がインシデント発生時の状況を詳細に記入する。

(3) 〔 原因や対策を検討し、事故を防止する 〕ために活用する。

インシデントレポートは正確な事実を記入することが重要である。

報告者の責任を問うと、レポートを正確に書かなくなる、

インシデントを報告しない、ということにつながりかねない。

〇(4) 分析結果を調理従事者の研修に活用する。

正しい。頻繁に起こるインシデントや起こりやすい環境を分析し、結果を共有することで事故を防ぐ。

(5) 利用者の喫食率には関わらない。

文責：アヒル(O)