生体電気インピーダンス法(BIA)では、身体に弱い電流を流し、電気抵抗を計測することによって体組成を測定する。
〇⑴ 体脂肪の電気抵抗が高い性質を利用している。
⑵ 体水分量を推定することができる。
水は電気を通しやすいため、電気抵抗値を弱める要因となる。
⑶ 運動による影響を受ける。
運動によって、体温が変化すると体組成の測定に影響する。
⑷ 食事による影響を受ける。
食事は電気抵抗や体重に影響を及ぼすため、体組成の測定は空腹時に行うのが望ましい。また、食直後は消化器官の活動が活発になることにより、測定値に影響することもあるため、食後に測定する場合は2時間程度時間を空けることが望ましい。
⑸ 入浴による影響を受ける。
入浴後に身体が濡れた状態で測ったり、発汗によって体水分量が変化したり、体温が変化することによって体組成の測定に影響する。
体組成の測定はなるべく入浴前に行う。