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26-185 病院給食において中央配膳方式から病棟配膳方式に変更することの利点に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 調理室と喫食場所の距離が短くなる。
(2) 盛り付け作業人員を削減できる。
(3) 調理時間を短縮できる。
(4) 異物混入のリスクが低下する。
(5) 適温供食が容易になる。
正しいのは(5)適温供食が容易になる。
中央配膳方式では、調理室でまとめて調理し、そこから各病棟へ配膳するため、病棟に配膳するまでに時間がかかり、適温供食は難しい。比べて病棟配膳方式では、いくつかの病棟ごとで盛り付け・配膳を行うため、適温供食がしやすい。
×(1) 調理室と喫食場所の距離は変わらないが、配膳室と喫食場所の距離は短くなる。
×(2) 盛り付け作業人員は増える。
×(3) 調理時間の短縮にはならない。
×(4) 異物混入のリスクは高くなる。
調理室から配膳室に運ぶ間の異物混入防止や、それぞれの病棟の配膳室で衛生管理を徹底する必要がある。
〇(5) 適温供食が容易になる。
配膳室から喫食場所までの距離が短くなるため、適温供食がしやすい。
中央配膳方式
病院の厨房でまとめて調理したものを一人分づつ盛り付け、各病棟に運ぶ配膳方式。
<メリット>
・衛生的である。
・人件費が削減できる。
<デメリット>
・適温供食はむずかしい。(保温保冷可能な配膳車の利用によって改善)
・患者への個別対応が難しい。
病棟配膳方式
調理場で調理したものを病棟へ運搬し、病棟で盛り付けや配膳を行う方式
<メリット>
・適温供食がしやすい。
<デメリット>
・人員が必要となる。
・衛生管理は中央配膳方式より多少劣る。
…これらの他にも、患者の目の前で配膳するサテライトキッチン方式や、食道配膳方式がある。
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