⑴ 〔
5年に1回 〕実施されている。
国勢調査は5年に1回実施され、10年に1回は大規模調査が行われる。
国勢調査は人口静態統計とも呼ばれ、「静かな態(ふるまい)」なので
10月1日午前0時時点(静止した状態)の人口を見ている。
一方で、人口動態統計は「動く態(ふるまい)」なので、
出生・死亡・結婚・離婚・死産に関する届けを日々受理し、
それらの取りまとめを毎年(毎月集計)行っている。
⑵ 調査対象は、層化無作為抽出法により選定する。
国勢調査は「日本国内に住んでいるすべての人と世帯を対象とする統計調査」を対象としているため
「全数調査」である。全世帯、全員を対象とするため、選択肢にあるような対象者の抽出は行わない。
⑶ 調査対象は、日本国内に普段住んでいる外国人を〔
含む 〕。
(2)の解説の通り国勢調査は「日本国内に住んでいるすべての人と世帯を対象とする統計調査」と定義されているため
日本国内に常住する外国籍の人も対象となる。
⑷ 調査項目は、「医療機関への受診の状況」を〔
含まない 〕。
受診の状況は国民生活基礎調査により集計される。
また、受療率という観点であれば患者調査であるが
いずれにせよ国勢調査ではないため誤りとなる。
〇⑸ 調査結果をもとに、将来人口推計を行う。
正しい選択肢である。
将来人口推計は、人口静態統計も人口動態統計もどちらも利用して算出される。
人口静態統計の結果をスタート地点にし、人口動態統計の出生率や死亡率を踏まえ将来を予測している。
文責:アヒル