39-106 若い世代の魚離れが進んでいる漁港のある町で、子育て中の保護者を対象に魚食推進の食育プログラムを計画した。プリシード・プロシードモデルの項目とアセスメント内容の組合せとして、最も適当なのはどれか。

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39-106 若い世代の魚離れが進んでいる漁港のある町で、子育て中の保護者を対象に魚食推進の食育プログラムを計画した。プリシード・プロシードモデルの項目とアセスメント内容の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 行動とライフスタイル               漁港から魚類を安価で入手できる方法を知っている者の割合

⑵ 環境                               家庭で魚料理を作る頻度

⑶ 準備要因                           魚の調理を面倒と思わない者の割合

⑷ 強化要因                           地域のスーパーマーケットにおける魚類の販売状況

⑸ 実現要因                           地場産の魚類の名前を知っている者の割合

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年8月14日閲覧)

解答・解説を見る

 

プリシード・プロシードモデルは、ヘルスプロモーションの計画・実施・評価のためのモデルである。

プリシード・プロシードモデルの第3段階のアセスメント段階では、行動・環境に影響する要因を3つの観点で同定していく。

準備要因行動変容に先立つ動機づけ

     (知識・信念・価値観・態度など)

実現要因行動を実行するための要因

     (環境・社会資源・支援的政策・援助など)

強化要因継続のために必要な要因

     (家族や友人のソーシャルサポート・報酬など)

 

⑴ 〔 準備要因              漁港から魚類を安価で入手できる方法を知っている者の割合

魚を安価で入手するための知識は、準備要因に当てはまる。

 

⑵ 〔 準備要因                              家庭で魚料理を作る頻度

家庭での魚料理を作る頻度は、準備要因に当てはまる。

魚を調理する体験やスキル(知識価値観)あると、その行動への態度が高まると考えられる。

 

⑶ 準備要因                           魚の調理を面倒と思わない者の割合

正しい。魚の調理に対する態度・認知に関する内容であり、準備要因に当てはまる。

 

⑷ 〔 実現要因 〕                           地域のスーパーマーケットにおける魚類の販売状況

販売状況は魚を食べるために必要な条件の一つであり、実現要因に該当する。

売られていないと買えない。食べられない。→ 環境社会資源

 

⑸ 〔 準備要因                          地場産の魚類の名前を知っている者の割合

名前を知っているかどうかは知識であり、準備要因に当てはまる。

 

文責:アヒル(O)


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