満腹時, 空腹時は必ずおさえよう。丸暗記よりも連想ゲームで解ける問題が多い。
〇(1) 空腹時には、グリセロールはグルコースの合成に利用される。
正しいです。グリセロールはグルコースの合成(糖新生)に用いることができます。
糖新生はその他に、乳酸からグルコースを合成する「コリ回路」や
アラニンからグルコースを合成する「グルコース-アラニン回路」などがあります。
(2) ロイシンは糖新生の材料と〔 ならない 〕
頻出の問題です。糖新生の材料になるのは〔 糖原性アミノ酸 〕ですが、
ロイシンは〔 ケト原性アミノ酸 〕なので糖新生には利用できません。
(3) パルミチン酸(脂肪酸)はグルコースの合成に〔 利用されない 〕
頻出の問題です。
グルコースから脂肪酸を合成する経路はありますが、脂肪酸からグルコースを作る経路は存在しません。
(4) 糖質の十分な摂取は、たんぱく質の分解を〔 抑制 〕する。
知識として知っていてほしい内容ですが、
そもそも、選択肢をそのまま読むと「白米を食べれば食べるほど筋肉が分解される」となり、
ありえないことがすぐに想像つくと思います。
国試ではこのような身近な事象へ落とし込むことも大切です。
(5) 糖質摂取量の増加は、ビタミンB1の必要量を〔 増加 〕させる。
絶っっっっっ対に忘れてはいけない内容です。
国試の出題において、「摂取量が増えると必要量が増えるビタミン」はそれぞれ下記の通りです。
糖質はB1、脂質はB2、たんぱく質はB6、の必要量(要求量)がそれぞれ増加します。
文責:アヒル