38-166 ユニット型介護老人福祉施設におけるユニットのレイアウト(図)である。ユニットには介護職員が配置され、ミニキッチンがある。この施設での食事の提供方式として、最も適切なのはどれか。

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38-166 ユニット型介護老人福祉施設におけるユニットのレイアウト()である。ユニットには介護職員が配置され、ミニキッチンがある。この施設での食事の提供方式として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

 

(1) 中央配膳方式

(2) パントリー配膳方式

(3) バイキング方式

(4) 弁当配食方式

 

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024725日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

配膳方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、施設の特性に応じて選択する。

介護老人保健施設では、入所者の栄養状態や病状、嗜好を定期的に把握し、

それに基づいた食事の提供が必要となる。

また、高齢者においては、摂食嚥下機能に応じた食事形態など個別の対応が求められる。

この問題では、ユニット型介護老人福祉施設の特性と、図に示されたミニキッチンを活かした配膳方式を採用する。

 

配膳方式の一覧

中央配膳方式

厨房内で調理から盛り付けまでを行ってから、食事する場所へ運び提供する方法。

メリット:パントリー配膳方式(病棟配膳方式)より少ない調理従事者で提供が可能である。

デメリット:調理室でまとめて調理し、そこから各病棟へ配膳するため、病棟に配膳するまでに時間がかかり適温供食が難しい。

 

パントリー配膳方式

厨房で調理した食事を食缶などに分け、パントリー(配膳室)へ運んでから再加熱や盛り付けなどをして提供する。

メリット:盛り付け・配膳をパントリーで行うため、適温供食がしやすい。中央配膳方式より利用者とのコミュニケーションがとりやすい。

デメリット:盛り付け作業人員が増える。異物混入等のリスクは高くなり、衛生管理を徹底する必要がある。

 

バイキング方式

メリット:利用者の楽しみになる。好きなものを食べられて食欲が増す。

デメリット:料理選択の教育を行う必要がある。体が不自由な人にとっては負担になることもある。

 

弁当配食方式

メリット:施設に厨房設備が必要なく、初期投資を軽減できる。食べる時間や場所を固定されない。

デメリット:適切な温度の管理が難しい。

 

 

(1) 中央配膳方式

→パントリー配膳方式に比べてコストを抑えられるなどのメリットはあるが、

図に示されているミニキッチンを利用した配膳方式ではない。

(+ 中央の大厨房で作ってから温冷配膳車で輸送&提供って、ミニキッチンいらなくね?)

 

(2) パントリー配膳方式

施設のミニキッチンを利用することで適温での提供が可能である。

また、利用者とのコミュニケーションがとりやすいことも施設の特性に適していると考えられる。

 

(3) バイキング方式

介護が必要になる利用者にとって、バイキング形式は負担になることもあるため適切とは言えない。

(+ ミニキッチンでバイキング料理の品数は作れないんじゃない?)

 

(4) 弁当配食方式

パントリー配膳方式に比べて適温での提供や細かな個別対応が難しく、

施設の特性に合っているとは言えない。

(+ ミニキッチンいらなくね?)

 

文責:アヒル(O)


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