38-145 公衆栄養活動に関係する国際的な取組に関する記述である。

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38-145 公衆栄養活動に関係する国際的な取組に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴　東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた議論が行われた。

⑵　「栄養に関する行動の10年」は、2021年に開始された。

⑶　NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、国連食糧農業機関（FAO）が策定した。

⑷　Global Nutrition Targets 2025 は、国連世界食糧計画（WFP）が設定した。

⑸　ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）とは、先進医療を推進することをいう。

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題（午後の部）』(2024) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218344.pdf, (2024年 7月6日閲覧)

解答・解説を見る

〇⑴　東京栄養サミット2021では、栄養不良の二重負荷を踏まえた議論が行われた。

栄養不良の二重負荷とは、低栄養、過体重および肥満が混在する状態である。

⑵　「栄養に関する行動の10年」は、〔2016年〕に開始された¹。

栄養に関する行動の10年として、2016年～2025年までの9年間で栄養失調を解決する為に必要とされる、以下の6つの行動分野が示されている¹。

6つの行動分野¹

⑶　NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略は、〔世界保健機関（WHO）〕が策定した。

⑷　Global Nutrition Targets 2025 は、〔世界保健総会（WHA）〕が設定した²。

母親、乳児、幼児の栄養に関する包括的な実施計画の一環として、世界保健総会 (World Health Assembl、WHA) は 2025 年に向けた 6 つの世界的な栄養目標を指定した。

⑸　ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）とは、〔すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる〕ことをいう³。

参考文献

飯山みゆき. 2017. 「国連栄養常任委員会(UNSCN)『栄養のための行動の10年』へのスポットライト [UNSCN NEWS 42: A Spotlight on the Nutrition Decade]」概要. 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター (JIRCAS). https://www.jircas.go.jp/ja/program/program_d/blog/20170720
World Health Organization. 2014. Global Nutrition Targets 2025: Policy Brief Series. WHO/NMH/NHD/14.2. https://www.who.int/publications/i/item/WHO-NMH-NHD-14.2
Japan International Cooperation Agency (JICA). Universal Health Coverage (UHC). https://www.jica.go.jp/about/organization/sdgs/UHC.html

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