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36-88 授乳期の母体の生理的特徴に関する記述である。

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36-88 授乳期の母体の生理的特徴に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ エネルギー必要量は、非妊娠時に比べ低下する。

⑵ 血中プロゲステロン濃度は、妊娠期に比べ上昇する。

⑶ プロラクチンは、分娩後の子宮収縮を促す。

⑷ 吸啜刺激は、オキシトシン分泌を促進する。

⑸ 尿中カルシウム排泄量は、非妊娠時に比べ増加する。

解答・解説を見る

 

⑴ エネルギー必要量は、非妊娠時に比べ増加する。

授乳婦の推定エネルギー必要量は、

授乳婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+授乳婦のエネルギー付加量(kcal/日)

として求められる。

⑵ 血中プロゲステロン濃度(黄体ホルモン)は、妊娠期に比べ低下する。

妊娠期では、胎盤でプロゲステロンが分泌されるが、授乳期では胎盤晩出により血中プロゲステロン濃度が低下する。

⑶ オキシトシンは、分娩後の子宮収縮を促す。

プロラクチンは、乳汁の産生を促進する。

⑷ 吸啜刺激は、オキシトシン分泌を促進する。

⑸ 尿中カルシウム排泄量は、非妊娠時に比べ減少する。

 

参考文献

  • 厚生労働省,日本人の食事摂取基準2020年版(第一出版,2020),p82

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