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35-101 特定健康診査の結果、動機付け支援の対象となった勤労男性に対する初回面接である。

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35-101 特定健康診査の結果、動機付け支援の対象となった勤労男性に対する初回面接である。面接を始めたところ、「会社に言われたから来た」と言い、口数は少ない。面接の進め方として、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 検査結果に基づいて、生活習慣改善の必要性を強く訴える。

⑵ 開かれた質問を繰り返し、何とか話をしてもらう。

⑶ 閉ざされた質問を取り入れて、発言を促す。

(4) 相手が話してくれるまで、笑顔で待ち続ける。

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「会社から言われたから来た」という発言から、この男性は6か月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がない前熟考期であると考えられるため、熟考期に移行してもらえるよう、閉ざされた質問(はい、またはいいえで答えられる質問)を行うことが適切であると考える。

⑴ 検査結果に基づいて、生活習慣改善の必要性を強く訴えるのは、逆効果となる可能性が高い。

⑵ 開かれた質問を繰り返し、何とか話をしてもらう。→会話をしながら対象者の様子を観察し、必要に応じて開かれた質問も取り入れていく。

⑶ 閉ざされた質問を取り入れて、発言を促す。

閉ざされた質問は、はい、またはいいえで答えることが可能であることから、口数の少ない対象者であっても比較的回答を得やすい質問である。

まずは、閉ざされた質問で発言を促し、徐々に開かれた質問を取り入れていくとよい。

⑷ 相手が話してくれるまで、笑顔で待ち続ける。→無言の時間を無理に埋めず、待つことも重要である。しかしながら、口数の少ない対象者に対して笑顔で待ち続けるだけでは、なかなか会話が進まない可能性があり、不適切。

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