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31-145 わが国の食料自給率に関する記述である。

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31-145 わが国の食料自給率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)食料安全保障という観点から算出される指標である。
(2)食品安全委員会によって算出・公表されている。
(3)国民健康・栄養調査データを再集計して算出する。
(4)カロリーベースでは、近年、上昇傾向にある。
(5)先進国の中で最高の水準にある。

解答・解説を見る

(1)食料安全保障という観点から算出される指標である。

 食料安全保障のためには、① 食料安全保障に係る状況の把握(食料供給に係るリスクの分析・評価、海外食料需給の把握、食品価格の把握)② 平時からの安定供給の確保・向上(食料自給率・自給力の向上、安定的な輸入の確保、備蓄の運用・家庭備蓄)③ 不足時の対応(政府の対策(緊急事態食料安全保障指針)、民間企業の事業継続(BCP))
大切である。

農林水産省「食品安全保障について」を一部加工して掲載。

(2)農林水産省によって算出・公表されている。

食品安全委員会の主な業務としては、リスク評価(食品健康影響評価)やリスクコミュニケーション(消費者や食品関連事業者との交流)がある。また、これに関連したものとして、農林水産省はリスク管理を行う機関の一つである。

(3)算出のために国民健康・栄養調査データは再集計しない。

(4)カロリーベースでは、近年、低下または横ばい傾向にある。(図を参照)

カロリーベース総合食料自給率=1人1日当たり国産供給熱量/1人1日当たり供給熱量

日本のカロリーベース総合食料自給率は、昭和40年以降長い間低下傾向であり、平成26年度において39%。
生産額ベースの食料自給率では、平成26年度では64%。これも低下傾向である。

★カロリーベース:40%くらい
★生産額ベース:60%くらい、で覚えておくと良いでしょう。

(5)先進国の中で最低水準にある。

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