コンテンツへスキップ

29-191,192 A県Y町では、肝疾患による標準化死亡比がA県の中で最も高く、しかもここ数年間で増加していることが分かった。

スポンサーリンク


次の文を読み、「191」、「192」に答えよ。

A県Y町では、肝疾患による標準化死亡比がA県の中で最も高く、しかもここ数年間で増加していることが分かった。そこで、その背景要因を明らかにした上で、Y町の住民全体への予防対策を立てることとした。

29-191 Y町の住民の生活習慣を横断調査により把握・分析する際に、以下の集団を標本調査の母集団とした。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)特定健康診査受診者
(2)特定保健指導の積極的支援対象者
(3)健康教室参加者
(4)肝疾患で通院中の住民
(5)住民登録している成人


29-192 上記の調査結果を、全国やA県の調査結果と比較したところ、「生活習慣病」のリスクを高める飲酒量」を超える者の割合が著しく高く、肝疾患との関連が考えられた。その結果を踏まえて優先的に行うべきポピュレーションアプローチである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アルコール依存症患者の生活状況を把握する。
(2)飲酒運転撲滅キャンペーンを実施する。
(3)未成年者への飲酒販売の禁止を徹底する。
(4)「生活習慣病「のリスクを高める飲酒量」について、町の広報で周知する。
(5)特定保健指導で、1日2合以上の飲酒者に健康教育を行う。

解答・解説を見る

A県Y町では、肝疾患による標準化死亡比がA県の中で最も高く、しかもここ数年間で増加していることが分かった。そこで、その背景要因を明らかにした上で、Y町の住民全体への予防対策を立てることとした。

29-191 Y町の住民の生活習慣を横断調査により把握・分析する際に、以下の集団を標本調査の母集団とした。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)特定健康診査受診者は、40~74歳の医療保険者のものしか含まれず、母集団として適切ではない。

(2)特定保健指導の積極的支援対象者であっても、肝疾患のリスクが考慮されていないため適切ではない。

(3)健康教室参加者は、健康に対する意識や関心が高い可能性があり、母集団として適切ではない。

(4)肝疾患で通院中の住民では、肝疾患のリスク要因を把握することはできない。

(5)住民登録している成人



29-192 上記の調査結果を、全国やA県の調査結果と比較したところ、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を超える者の割合が著しく高く、肝疾患との関連が考えられた。その結果を踏まえて優先的に行うべきポピュレーションアプローチである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アルコール依存症患者の生活状況を把握するのは、ハイリスクアプローチである。

(2)飲酒運転撲滅キャンペーンを実施するのは、ハイリスクアプローチである。

(3)未成年者への飲酒販売の禁止を徹底するのは、ハイリスクアプローチである。

(4)「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」について、町の広報で周知する。

(5)特定保健指導で、1日2合以上の飲酒者に健康教育を行うのは、ハイリスクアプローチである。


ポピュレーションアプローチとは?
対象を一部に限定しないで集団全体へアプローチをし、全体としてリスクを下げていこうという考え方。

スポンサーリンク


コメント

関連記事