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脳死判定をマスターしよう!

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脳死判定

脳死判定に関する問題はほぼ毎年出題されています。
脳死判定の問題を解くためには、脳死判定の5つのポイントを覚えましょう♪
重要な5つのポイント


脳死判定(法的脳死判定)は、脳死後に臓器を提供する場合に行われ、2回目の終了時刻を死亡時刻とする。
脳死判定は、以下の6項目でできている。


① 深い昏睡
 顔面に疼痛刺激を与え、脳幹や大脳を検査する。
 ⇒脳幹や大脳の機能が失われると、痛みを感じない。


② 瞳孔の拡大と固定
 瞳孔に光を当てる、脳幹の検査である。
 ⇒瞳孔が直径4㎜以上で外部刺激に対する反応が無いと判断。


③ 脳幹反射の消失
 のどや耳、角膜、顔面など様々な部位を刺激する。
 ⇒咳反射や角膜反射、前庭反射など様々な反射の有無を調べる。


④ 平坦な脳波
 ⇒脳死であれば、脳波は見られなくなる。


⑤ 自発呼吸の停止
 無呼吸テストによって、脳幹の機能を見る。
 ⇒脳幹が機能していないと、自立呼吸はできなくなる。 


⑥ 6時間以上経過した後の同じ一連の検査
 ⇒状態が不可逆的な変化である事を示す。
問題を解くうえで、特に大切なのは①~⑤の判定項目です。
最後の「6時間以上経過した後の同じ一連の検査」によって、脳死が確認されます。



語呂で覚える脳死判定

 

「 富士へ 6度 登ったよ 」

 

 ⇒ 深い昏睡
 ⇒ 自発呼吸の消失
 ⇒ 平坦な脳波
 ⇒ 6時間後の同じ一連の検査
 ⇒ 瞳孔の拡大と固定
 ⇒ 脳幹反射の消失




注意点


国家試験では、「心停止」が脳死判定の項目に含まれるかを問う問題がいくつかみられます。
臓器移植の際には、脳死または心停止した人の臓器が使用されますが、「心停止」は、脳死判定とは別ですので注意してください。

 


この記事は日本臓器移植ネットワーク「脳死判定」の記事を参考に作成されています。

 

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