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30-154 地域集団を対象として、習慣的な食事摂取量の調査を行った。

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30-154 地域集団を対象として、習慣的な食事摂取量の調査を行った。「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を用いた評価として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギーについて、推定エネルギー必要量に対する摂取エネルギ―量の比率を算出した。
(2)タンパク質について、推定平均必要量(EAR)未満の者の割合を算出した。
(3)脂質について、目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出した。
(4)ナトリウムについて、目標量(DG)を超える者の割合を算出した。
(5)ビタミンAについて、耐容上限量(UL)を超える者の割合を算出した。

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(1)エネルギーの過剰や不足など、摂取量の評価は、BMIや体重変化量を指標とする。
 *推定エネルギー必要量は、当該集団に属する人のエネルギー出納がゼロとなる確率が最も高くなると推定される一日当たりのエネルギー摂取量のこと。

(2)タンパク質について、推定平均必要量(EAR)未満の者の割合を算出した。
 *推定平均必要量は、栄養素の摂取不足を回避するために設けられている。

(3)脂質について、目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出した。

(4)ナトリウムについて、目標量(DG)を超える者の割合を算出した。
 *目標量は生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量とされている。

(5)ビタミンAについて、耐容上限量(UL)を超える者の割合を算出した。
 *耐容上限量は、過剰摂取による健康障害を避けるために設定されている。
  ビタミンAは脂溶性ビタミンであり、過剰摂取によって頭痛や吐き気、嘔吐、皮膚の乾燥などの副作用が起こるため、注意する。

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